16と言う数字 2010.06.30 プロデューサーM.M.
結果、ベスト16。PKでの敗退。日本代表のW杯南アフリカ大会は終わった。
素人の戯言だが、今回の日本代表は流浪の旅だったと思う。
前ドイツ大会が終わって、オシムと言う名将を迎えてチーム作りを始めた。やっとチーム内に戦術が浸透して来た矢先に、オシムが倒れる。岡田監督誕生。オシム路線継承を旗に。しかし、人真似には限界が有る。特に監督と言う立場は、他人をコピーは出来ない。路線変更。そして迷走する。
俺は今でも、大会直前までのチーム編成や戦術的な迷走、強化委員会の対応には納得出来ない。しかし、岡田監督には運の強さを感じる。それまでの絶対的エースの中村俊輔のコンディションの悪さと、本田と言う選手の、もの凄い勢いでの台頭だ。岡田監督はあのフランス大会直前でKAZU(北沢はいつも触れられないよね。笑)を外せた男だ。俊輔を外す位の決断は彼なら容易く行える。きっと岡田監督じゃなければ、この英断は出来ないと思われる。俊輔を外す事で、より守備的な戦術への切り替えは自然に移行出来た。
これが今回の好結果を招いた要因だと思う。
一方、フランスの時も市川や小野と言う若手を選んでおきながら起用には至らない。小野は少し出たけど。今回も森本は出れなかった。サッカー好きな人は、森本を見たかったはずだ。4年後を見据える上でも、森本に体験させたかった。
岡田監督の手腕は、マスコミをはじめとした外部の余計な風に左右されない信念と、決断する時の思いきりの良さだと思う。戦術的には、現在の日本のサッカーでは、実力的に勝つにはこれしかないと言う守備重視戦術だから、攻撃には限界は感じるけど。
今回の結果は、全てが好転して、妥当で、しかもミーハー的な国民が納得出来る結果だった。中にはあそこまで行ったんだから勝って欲しかったと言う意見も有ると思うけど、あそこまで行くのが限界だった。日本戦以外の試合を良く見ていればそれは明かだ。日本の最高到達点だったって事だと思う。
とにもかくにも今回の日本の収穫は、予選突破の条件だった「引き分けでも突破」をクリアした事。今までは、その有利性すらモノに出来ない弱さを持っていたから、それを勝ちきって、クリア出来た事が大収穫だと思う。それが俺は嬉しかった。
やっと、「日本も世界と戦える」から「日本も世界と対等に戦える」と言うステップに向かえる段階に辿り着いた。ここまで4大会「16」年掛っている。しかも世界も進歩しているから、簡単じゃ無い。何せ前回優勝・準優勝の国も予選で消える大会だから、日本だけ順調に結果が上がるなんて事は思わない事だ。日本に勝ったパラグアイが、スペインとどの程度戦えるのか?を見たら分かる。結果じゃなくて、試合内容をね。
さぁW杯は、ここからますます、パススピードやら、展開やら、激しいプレーが本格的になり、本当の世界レベルの戦いになる。ここからが本格的に面白い。見逃せない。
終わって欲しくないよ~~。