心技体 2010.04.24 プロデューサーM.M.
このコーナーの常連さんなら、「こいつ次回はこれについて書くな!」と簡単に予想付いていると思いますが、その通り!お察しの通り、今回は阪神タイガースの金本選手について。
凡人の最たる俺が語る事自体がおこがましいかもしれないが、あの1,500試合寸前で途切れた連続フルイニング出場記録を、凡人の思考で想いを寄せてみる。そう、正にタイトルに有る様に、心技体の全てが備わっていなけりゃ話にならない記録だけに、対岸の事過ぎるけど、憧れの念を抱きながら、至って冷静に想いを寄せる。
「心」・・・自分に厳しく、そして決して油断をしない。体が資本のアスリートは、ケアも含めて、常に自分の管理が出来ていなければならない。怪我や体調不良でも、決して逃げない心。俺みたいに、簡単に「気から病」では話にならない。
「技」・・・当たり前だが、選りすぐりの更に狭き門を勝ち抜いた人がプレーするプロ野球の世界。中心選手とは言え、怪我をしていても他に追随を許さないレベルで居続けている事自体が凄い。いくら身体が丈夫でも、選手として必要とされなければ出番は無い。勿論2000本安打を達成し、先日にはあんな状態でホームランを打ち、長嶋茂雄の本塁打記録を超えた技術に誰も文句は言えまいが。
「体」・・・普段の鍛錬。どんなに才能のある選手でも、怪我に泣かされ実力を発揮せずに終わる選手は多い。彼は怪我をしていても、何とかプレー出来る状態を失わない凄さが有る。大抵無理して出ていれば、逆に悪化させ、その選手寿命を縮めるのが落ちだが、彼は40歳を過ぎてからも自己記録を塗り変える凄さが有る。紙面上の情報だが、未だに20代の身体能力だそうだ。
この3要素全てで超人的なのが金本選手な訳。
実は、このシーズン始まる前に、「金本選手の連続記録がどの様に止まるのか。そこが見所!」と、途中までこのコラム用に書いた。でも途中で書くのを止めた。そこには、彼を納得させる、もしくは彼自身が後進に譲りたいと思うレベルの若手選手が出て来る事を願う気持ちが有ったからだが、正直春に時点で全く想像出来る若者が見当たらなかったからだ。
そして、その後開幕。肩の怪我の深刻さが、その打撃フォームからもハッキリと見て分かった。他チームのファンの従姉妹から、「何故金本は出続けるの?守備を見ていて痛々しいよ。」とメールが来た。阪神ファンなら知っている事実として、「昨年のシーズンオフに行なわれた、矢野の減俸、今岡の処遇が、チームへの貢献者に対しての処遇として、選手間で疑問が噴出し、フロントや首脳陣と選手の間に溝が出来た。それを何とか埋めてのシーズンイン。そこに、今の金本に対して、フロントや首脳陣から出場辞退の打診は出来ないであろうし、これだけの記録は、作った本人が自身で判断をするべきだし、これだけの記録を作った人間なら出来るはず。」と返信した。その矢先の出来事。正直、1500試合迄は訪れないと思っていた。岡田(前)監督も、直接本人に「出続けろ」と言っていたと言うのを知ると、専門家でも何とか出れると信じれる状態なのか?とも思った。事実、打撃フォームは、一時の痛々しいフォームから、明らかに回復したスイングだった。
とにかく前人未到、不滅の記録。王さんの本塁打記録と金田さんの400勝同様、未来永劫破られまい。ギネスも承認するべきだ。どうでも良い様なくだらない(その分面白い)記録が沢山有るだろ?笑
心技体。俺には一つも備わっていない。いやっ、違う見方すれば、きっとどれか一つぐらいは・・・・。