バンクーバー 2010.02.26 プロデューサーM.M.
イマイチ盛り上がらないのは、日本勢が勝たないからだ。前回の冬季五輪も、荒川さんの金メダルが1個だけ。勝たなきゃ盛り上がらないのと、日本選手が戦えている競技が、スポーツとしてのダイナミック感が無い競技ばかり。もっとも、冬の競技自体がそうだけど。
テレビで放送される競技の選ばれ方を見れば答えは出ている。結果だけを流す競技は、期待されていない、つまり国民も関心が薄い。でも強ければ、関心度は増すし、応援のしがいも出てくる。昨年のWBCだって、あれだけドラマチックに勝ったから、普段野球を見ない人まで興奮し、応援し、盛り上がった。そう言う事。このバンクーバーで、一番話題になった事が、國母君の件じゃ、寂しい限りだ(笑)。
しかも今回の大会の代表勢を見ると、もう何回も五輪に出ているベテラン選手が多過ぎる。勿論その選手達が、メダルを獲る世界クラスなら理解出来るが、結果は入賞すらままならい。まるで彼(彼女)らの引退試合に付き合わされている感が否めない。
若手が出て来ないのか?そうなると、強化が追い付かないと言う事か・・・。
昨年話題になった、国家予算の仕分け。「1位じゃなければ駄目なのか?」。正に。科学技術よりもスポーツは、目に見えるし、お祭りとして国民の士気を高める、更に経済効果を生むモノだ。だから、勝たないと意味が無い。いやっ、勝つ為に強化費はチャンと組むべきだ。仕分けの対象になる以前のスポーツ強化費予算。約25億。ここから更に減らそうとしている。しかし、欧米や韓国、中国の強化予算は、これの5倍から10倍近い。不景気は日本だけの問題ではない。世界的な傾向。それなのに、各国これだけの予算をスポーツ強化に付ける。それだけスポーツの持つ意味合いと言うのは、大きいと言う事。
単純に国家予算の話として聞いていると、「スポーツ選手の補助に使うほど今の日本に余裕は無い」と否定的になるかもしれない。しかし、この五輪の結果を見て、メダルに遠く届かない選手を、(無駄に)複数人派遣して予算を使うより、出る以上はメダル争いが出来る選手を育てる事に予算を使い、結果を出して欲しいと思いませんか?(個人的にはアイスホッケーに全額使っても、強化して欲しい。笑)
複数の下位選手の派遣。勿論、チャンと枠とか規定は有る。中には次に向けて、経験を積ませるべき若手も居る。しかし複数出てて、全部予選落ちとか、出る意味が無い。後進国や冬が無い国で、選手が唯一1人しか出て来れない様な環境の中、そこに出て頑張っている姿だけで感動を与えてくれる選手だけが、「出る事」に意味は有る。(ポルトガルの様な、欧州のサッカー先進国?から、今回1人しか出てないのにも驚いたけど。)
結局、スポーツの世界にも政治家と官僚達の体たらくが影響していると感じさせるオリンピックな訳です。